「都会を憎む」(広島物語①)

僕が都会を憎むのは
都会に負けたからだろう
僕が都会怖がって
未だに夢にうなされる

暑くて辛い夏だった
慣れない都会の生活は
心も体も蝕んで
自分が誰だかわからない

毎日暑い夏だった
朝から晩まで働いた
すっかり暮れた夜の道
トボトボ帰る狭い部屋

毎日暑くて目が覚める
寝汗びっしょりシャツの中
何度も着換えて気がついた
自分で感じる死の臭い

自分のことで手一杯
毎日やっと生きている
夢も希望も見えなくて
ただただ過ごす日々の糧

あこがれ続けた場所だった
田舎暮らしが嫌だった
父母の反対押し切って
仕事も辞めて来た都会

わずか半年過ぎただけ
理想と現実思い知る
後悔ばかりの毎日で
それでも過去には戻れない

僕はこのままどうなってしまうのだろう
毎日そんなことばかり考えていた
このまま失踪しよう
何度そう考えたのかわからない
これからどうしていいのかもわからない
どうしてこんなことをしたのかもわからない
何もかもわからない
そういうことだった






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