初夏の思い出

茜色の空があった
夕暮れの小さな町
君に誘われて
黄昏を追いかけた

紺色の雨があった
昼下がりの小さな部屋
君を抱きしめて
今を受け入れた

初夏の景色だった
夏の匂いがした
君と夜を過ごすようになった
闇に中でずっと語り合った

わかっていたことは
二人の未来にあるのは絶望で
それ以外の選択肢は
さよならをすること

賢明な選択肢は
さよならを言うこと
それでも二人で
涙をこらえていた

ただそれだけの
初夏の思い出






この記事へのコメント

おけい
2014年05月21日 21:24
とても、気持ちがわかって、涙がでました。

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