僕が悲しいのは

ちょうど今頃のこと
梅雨の気配が訪れ
初夏の陽射しが陰り始めた頃
海辺のドライブインに立ち寄ったこと
君の笑顔が眩しかったこと

僕が悲しいのは
君と別れたことじゃあない
あの頃が美しすぎたこと
毎日がキラキラと輝いていたこと

ちょうど今頃のこと
薄い雲が広がり
初夏の陽射しを優しく遮った頃
どこまでも続く長い橋を渡ったこと
君と螺旋階段を歩いたこと

僕が悲しいのは
君と会えなくなったことじゃあない
あの頃が幸せ過ぎたこと
もう二度と戻ってこないこと

どんな夏が来ても
君を大切にしようと思ったこと
君のことが
愛しくてたまらなかったこと

この記事へのコメント

おけい
2014年05月30日 19:56
こんにちは。なんと、切ない詩でしょう。どんなに、その日を思ってももう一度つかむことはできなくて。その日の気持ちが、どうか届きますようにと、思わずにはいられません。

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