梅雨空

あの頃は
せまい板張りの部屋から
やっと見える梅雨空を眺めて
ため息ばかりついていた
もうすぐ夏が来る

あの時は
せまい窓の向こうに
きっと見える未来をみつめて
湿った風を感じていた
もうすぐ夏になる

若さだけが
無知で気づかないことだけが
僕の強さだったのだと思う
雨の音さえ怖くなかった
あの頃の梅雨空

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