2020年01月06日 早春歩① 春 恋愛 別れ それはまだ19のことで一月の夕暮れのことだった確かに春の匂いがしていたまた亜津子さんの残像があったそれでも彼女は4月に去って行くそれはまだ真冬のことで窓から見える空は灰色だった確かに別れが迫っていたまだ亜津子さんの思い出があったそれでも彼女のことが好きだった一緒に歩けたのはたった二つの季節だけ「春のなったら」が二人の口癖悲しい早春歩がそれでも春を連れて来る
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