春の午後

父の葬儀がありました
静かな春の午後でした
人の姿が消え去った
静かな春の午後でした

遠くを走る鉄橋の
それから小鳥の声でした
風の音さえ聞こえない
明るい春の午後でした

平和な春のころでした
それから雨になりました
それでも父を見送れて
僕の心は晴れました

誰にも優しい人でした
いつも守ってくれました
心配ばかりをかけました
ゆっくり休んでくださいね

今ごろ母と再会し
遅かったねと叱られて
苦笑いする父の顔
そんな姿が目に浮かぶ

優しい春の昼下がり
平和な午後のひと時は
あの頃過ごした春の色
家族が生きた春の色








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