テーマ:思い出

せめて君のために

初夏の風が ここちよい午後のひとときを 今でも連れて来きてくれるから せめて君のことを思い出していよう 初夏の色が 鮮やかな午後の日差しを 今でも映してくれるのだから せめて君のことを考えていよう 今でも待っていてくれるのかい 今でも涙を見せないのかい それからさよならと言って 歩いて行くのかい それ…
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夕陽の中で

夕陽の中で僕たちは 互いの気持ちを確かめた 夕陽の中で手をつなぎ 空に向かって歩いてた 夕陽の中でいつもより きれいに見えた君だった 夕陽の中はどこまでも 茜の空が続いてた そんな景色が懐かしい そんな景色が懐かしい 夕陽の空が悲しくて いつものように背を向けて
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深夜便

こうして一人で 異国の歌を聴きながら 過ごす静かな夜が大好きです こうしてあてもなく ラジオの声を聞きながら 過ごす週末の夜が大好きです そうして少しだけ 君とのことを思い出します それから今でも 君のことが愛おしくなるのです 今でも愛おしくなるのです
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黄金風景

あなたと最後に会った日は まぶしいほどの秋晴れで いつもは暗いこの町も 光あふれる午後でした あなたと最後に会ったのは まぶしいほどの金色の 小さな路地が入り組んで 名もない町の午後でした 二人で初めて歩く町 二人でそっと手をつなぎ 何かを探していきました 何かを求めていきました 郵便局がありました …
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夏の朝

夏の朝は なぜか 懐かしい匂い 子どもの頃が蘇る 夏の朝は いつも ふるさとの匂い 田舎の母を思い出す 夏休みが待ち遠しかった 海の歌が好きだった それから雨が止み 夕陽の中を歩き出した 夏がまぶしかった 蝉の声が激しかった それから夜が来て 花火のことを思い出した 夏のクール着圧ハイソック…
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秋の夕景

それは秋の夕暮れのことでした すりガラスを通過した光線が 灰色の部屋を赤く染め 不思議な景色がありました それは秋の週末のことでした 光球から放たれた光線が 暮れ色の村を紅く染め 不思議な景色がありました もうすぐ夜が訪れる もうすぐ闇に包まれる それから僕は 真っ暗な道を帰路につく それは秋の夕暮れ…
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今にも泣き出しそうな空

深く深く 秋が沈みこみ 悲しいほど澄んだ水面に 枯れ葉が踊っている 今にも泣き出しそうな空 あの時と同じ冬の空 蒼く蒼く 雲が流れゆき 寂しいほど紅い夕日に 木枯らしが叫んでいる 今にも泣き出しそうな空 あの時と同じ日曜の午後 あれからどこに行って 何をしたのかは憶えていない 確かに君と一緒に こん…
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冬景色

あなたと歩いた 冬の景色は どこまでも白くて まぶしく輝いていた あなたと過ごした 冬の景色は いつからか灰色で 木枯らしが吹いていた あなたと暮らした 冬の景色は いつの間にか夜になり 粉雪が舞い始めた それから あなたのいない 冬の景色があたりまえになり 苦いコーヒーが好きになった 好きに…
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秋が歩きはじめる

夏のあなたを 少しだけ思い出して 青い空を見上げてみる 白い雲が走っていく 夏の出来事を 少しだけ考えて 赤い空を振り返る 暗闇が迫っている そんなことばかりを考えて 季節の変わり目に気づかなかった 私の秋が歩きはじめる 私の秋は歩きはじめている そうそう そんな秋 そんな秋
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盆祭り

夏の終わりのこと 悲しい夜のこと 君を迎えに行ったこと それから朝まで過ごしたこと 君は誰かのものだった それでも君が好きだった 夏の終わりのこと 湿った夜のこと 君を送りに行ったこと それから独りで歩いたこと 君は誰かが好きだった それでも僕といてくれた 夏の終わりを告げること お盆の…
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幸せの春

苦しくて 張り裂けそうな日々 振り向けば 幸せの春 何もかも失くしていた 春の出来事が辛かった それでも生きてきたのは 僕が弱虫だったから 切なくて やりきれなかった日々 振り向けば 幸せの春 誰からも愛されなかった 春の陽射しが眩しかった それでも歩いていたのは 僕が一人ぼっちだったから …
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あの頃の春

あの頃の春は まだ輝いていて 新しい出来事に 胸がときめいていた あの頃の春は まだ桜色で 新しい出会いに とまどうばかりだった あの頃の春は まだ優しくて あの頃の僕は ずっと春を楽しんでいた 春の訪れが嬉しかった
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都忘れ

今よりも ずっと秋だった 今よりも ずっと黄昏ていた それでも夕映えの空を見て 明日も生き抜こうと思っていた 今よりも ずっと絶望的だった 今よりも ずっと独りだった それでも前を向いて 歯を食いしばって歩いていた 秋が訪れて 夜が色濃くて 金木犀が漂って 古都の頃を思い出す 古都の君を思い出…
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彼岸花

彼岸花 秋の薄日 湖水色の空 母の言葉を思い出す 母の言葉を考える 彼岸花 秋の夕暮れ 茜色の雲 父の姿を思い出す 父の姿を追いかける 彼岸花 秋の匂い 黄金色のとき
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少しだけ秋

夜が更けていく 静かに時が過ぎていく 誰もが夏を思い出す 少しだけ秋 懐かしい秋 風が歩き出す 静かに海が目を閉じる 誰もが夏を諦める 少しだけ秋 穏やかな秋 どこかで君を思っている それでも君を思っている 一緒に歩いてきた秋 夕暮れのきれいな秋
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夏の終わりに

夏が行く 夏が行ってしまう ほら あんなに雲が物悲しい 夏が逝く 夏が逝ってしまう ほら あんなに空がたそがれている 夏の終わりに思い出すのは あの日見た夕焼けの色 立ちすくむ金色の人 夏の終わりに思い出すのが あの日見た漁火の色 はかなげな黄昏の人
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真夏日

なぜあの日 都会に行こうとしたのか まるでわからない 僕が若かったから それとも 心が病んでいたから なぜあの日 すべてを捨てようとしたのか まったくわからない 僕が生きようとしていたから それとも 心が壊れていたから 図太いひまわりが咲いていた アスファルトが焼けていた 真夏の 重苦しい陽射しの中…
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雨の降る夜

雨の降る夜は たぶん土曜日で 君と探していたのは あるはずのない 探し物 雨の降る夜は たぶん6月のことで 君と探していたのは 来るはずのない 夏の声 黙って走り続けるしかなかった 雨の音を聞くことしかできなかった 君といる不思議を想いながら 心の不安を打ち消していた 雨の降る夜は たぶん土曜日…
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真夜中の雨

目を覚ますと 激しい雨の音 君といた頃を思い出す 君の気配を思い出す 目を覚ますと 激しい雨が窓を叩き 君がいた頃を思い出す 君の温もりを思い出す こんな夜中に たたずんでいるのは誰? 雨を見上げて 泣いているのは誰? 傘もささずに 歩いているのは誰? それはきっと僕のせいだろう 激しい雨が落ち…
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梅雨空

君と出会った雨は 緑の午後の静寂 僕は言葉を探して 君を見つめていた 君と歩いた雨は 緋い夕刻の寂寞 僕は寂しさを隠して 君の手を引いていた 君と過ごした雨は 暗闇の夜の茫洋 僕は温もりを求めて 君に寄り添っていた それが雨の思い出 梅雨空を見ていた頃
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こんな雨の日は 泣いてもいいですか あなたのことを 思い出して こんな雨の日は 黙っていてもいいですか あなたの優しさを 思い出して 静かに雨が降る 夜を抱きしめて 悲しい雨が降る 紫陽花が濡れている こんな雨の日が 来ることがわかっていたから
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僕が悲しいのは

ちょうど今頃のこと 梅雨の気配が訪れ 初夏の陽射しが陰り始めた頃 海辺のドライブインに立ち寄ったこと 君の笑顔が眩しかったこと 僕が悲しいのは 君と別れたことじゃあない あの頃が美しすぎたこと 毎日がキラキラと輝いていたこと ちょうど今頃のこと 薄い雲が広がり 初夏の陽射しを優しく遮った頃 どこまでも続く…
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初夏の思い出

茜色の空があった 夕暮れの小さな町 君に誘われて 黄昏を追いかけた 紺色の雨があった 昼下がりの小さな部屋 君を抱きしめて 今を受け入れた 初夏の景色だった 夏の匂いがした 君と夜を過ごすようになった 闇に中でずっと語り合った わかっていたことは 二人の未来にあるのは絶望で それ以外の選択肢は …
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僕が幸せだった頃

僕が幸せだった頃 水をはり始めた 青の田んぼに 蛙の声が聞こえていました 僕が幸せだった頃 田植えを終えた 鏡の田んぼに 緑の山が映っていました 小さな稲が並んでいました 初夏の風がそよいでいました あまりに稲が小さいので 水面の景色が鮮やかでした 稲はすくすく伸びました 毎日毎日伸びました 気が…
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春の女

こんな春の頃 女に会うために 東に向かったことがある 始発の電車で帰ること 緑の雨が眩しかった こんな春の頃 女を抱くために 東に通ったことがある 週末の夜を過ごすこと 夜の桜が舞っていた 春の女が悩ましかった 春の女と恋に落ちた それから女を失いたくなくて 嘘ばかりを重ねて行った どこまでも堕ち…
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春の嵐

ああ あの夜もひどい嵐で 小さな暗闇で 誰かと寄り添っていた ああ あの頃もひどい暮らしで 小さな寒村で 細々と暮らしていた 春の嵐が泣き叫んでいた 春の嵐が泣き叫んでいた 僕はすべてを失って どうすることもできないでいた 僕はすべてを捨て去って 後悔ばかりしていた ずぶ濡れの桜の花びらが …
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春の思い出

春の思い出は 君とのことばかり 悲しくて綴りきれないから 春風に身をまかせよう 春の思い出は 君とのときばかり 切なくて描ききれないから 春風に向かってみよう 夕暮れに背を向けて トボトボと歩き続けた 春の夜は優しいから 僕はまた生きていける 春の思い出は君とのことばかり 今でもまだ君のことばかり …
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遠い春

少しだけ春の匂いがして それだけで嬉しかった頃 はるか遠くなった街並みに 梅の花が咲き始めた 天神様の石段も 梅が枝餅の思い出も 何もかもが懐かしくて 僕は寒さを忘れて立ち止まった 少しだけ春の気配がして それだけでときめいた頃 はるか彼方の春の日に 二人の花が咲き始めた 瀬戸内海の優しさも 春の暮…
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木曜日の子ども

子どもの泣き声を恐れている 僕が歩いているのは 頼りない薄氷の上 みしみしと音をたてる 澄み切った真冬の湖 子どもの泣き顔を思い出している 僕がたたずんでいるのは 果てしない暗闇の中 さらさらと流れていく 乾ききった砂漠の夜 今になって思い出すことがある 今になって後悔ばかりしている 父を想い泣き叫ぶ我が…
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